一人暮らしや少人数で暮らすには、一戸建てよりもマンションの方が住みやすいと考える人は多いのではないでしょうか。しかし、マンションならではのデメリットもあります。ここでは、マンション住まいのメリット・デメリットと、デメリットの一つである“収納の少なさ”を解決する方法をご紹介します。
まずは、マンション住まいに関するメリットとデメリットを紹介します。
■マンション住まいのメリット
マンションのメリットとして最も大きいのはセキュリティ面です。
最近のマンションは自室のドアに鍵をかける以外にも、エントランスなども部外者が入れないように施錠されていることが一般的になってきています。また、管理人やコンシェルジュが常駐しているマンションも多いです。一軒家に比べて、かなり安心感がありますよね。
比較的、最寄り駅に近い立地に建てられていることも多く、通勤・通学に便利なのも魅力です。一軒家を探しても、土地代が高かったり、そもそも物件がなかったりしますので、人気の駅から近いところに住みたい場合はマンションが現実的な選択になるでしょう。
他にも、一軒家に比べて管理がしやすい、高層階に住めば外の眺めが良い、設備が充実しているなどのメリットが挙げられます。
■マンション住まいのデメリット
一方、マンション住まいにはデメリットとして代表的なものがご近所トラブルです。
特に、隣や上下階の音がうるさいという騒音トラブルはよく耳にしますよね。他にも、ベランダで煙草を吸う不快な匂いに悩まされるなど、共同生活には様々なトラブルの元が潜んでいます。
さらに、意外に盲点になってしまうのが、収納の少なさです。
マンションには備え付けの収納が少なく、住んでから不満に感じる人は結構多いようです。国土交通省が2015年に発表した世論調査では、マンションに住んでいて収納スペースに不満を持っている人は以下のような結果になっています。
どの場合でも、半分くらいの人が収納スペースに不満を持っていますね。マンションに住む前には、収納スペースが自分の生活に足りるかどうかをよく考えた方が良さそうです。
家の中に収納がどうしても足りない場合、家以外に収納を作ってしまうという方法があります。その具体的なものが、トランクルームというサービスです。トランクルームとは、普段使用しない物、季節の物などを預けておける貸しスペースのことを意味します。
■トランクルームの種類
トランクルームには保管の仕方によって、大きく3つの種類があります。種類によって保管の仕方や契約内容が変わるので、ニーズに合わせて使い分けることが必要です。
(1)トランクルーム(室内コンテナ)タイプ
1つ目は倉庫内にトランクを並べて、荷物を保管するタイプです。倉庫会社が運営しており、倉庫に荷物を預けて保管してもらう契約となります。
荷物に対する保証はトランクルーム事業者が責任を負うことになっており、安心できるのがメリットです。一方で、他の種類に比べていつでも自由に荷物を出し入れしづらい(管理者の立ち会いが必要)というデメリットもあります。
(2)収納スペースを貸し出すタイプ
レンタル収納スペースと呼ばれるタイプです。マンションやビルの一室を区切って1つ1つを収納スペースとして提供しています。こちらは不動産会社が運営しており、区切られたスペースを賃貸契約で借りる契約となります。
屋外タイプに比べると、比較的セキュリティや空調管理はしっかりしていて、荷物の出し入れも自由にできます。ただし、スペースを貸し出す契約なので、荷物に対する保証はありません、
(3)屋外タイプ
屋外にあるコンテナを貸し出し、収納スペースとするタイプです。こちらも不動産会社が運営しており、スペースを賃貸契約で借りる形です。
荷物を自由に出し入れでき、他に比べて比較的安く借りることができます。しかし、屋外であることから保管する物によっては劣化してしまったり、セキュリティが弱かったりするというデメリットもあります。
■トランクルームの相場は?
トランクルームの料金は、広さとトランクルームの種類によって値段が変わります。同じ広さのトランクルームを比較すると、屋外タイプが他の半額程度で、トランクルームタイプおよび収納スペースタイプは大体同じくらいの相場となります。
ただ、都内では屋外コンテナ自体が多くなく、値段も他の地域と比べると割高です。
都内で1畳程度のトランクルームを検索すると、トランクルームタイプが14,000円程度、収納スペースタイプが13,000円程度なのに対し、屋外タイプも10,000円前後になっています。都内の場合はトランクルームタイプや収納スペースタイプの方がお得に感じるかもしれません。
都内でトランクルームを利用したい人にオススメなのが、“エアトランク”というサービスです。エアトランクはトランクルーム(屋内コンテナ)タイプに入りますが、荷物の預かりから取り出しまで、全て配送で対応してくれる新しいサービスです。
トランクルームタイプの欠点として「自由に荷物が出し入れできないこと」を挙げました。
その欠点を、逆手に取って配送専門とすることで、荷物を出し入れする利用者の手間を省いているんですね。忙しい人にとっては自分で出し入れするトランクルームよりも便利かもしれません。
また、他の配送トランクルームでは配送料がかかるのが一般的ですが、エアトランクは都内23区の一部で配送料無料を実現しています。これによって、面倒な荷物の持ち運びを無料で代行してもらうことができるのです。
トランクルームの広さは0.2畳から10畳まで、様々な広さから選択できます。
配送があるため料金は高めかと思いきや、価格は1畳で14,800円と一般相場とあまり変わりません。収納スペースタイプのように初期費用もかからないので、結果的にかなりリーズナブルに利用できます。
荷物を運ぶ必要がなく、リーズナブルで、預けた物の保証がしっかりあるという、トランクルームサービスの中でもメリットが多いエアトランク。マンションの収納に悩んでいるなら、是非一度検討してみてはいかがでしょうか。